【新唐人2015年06月09日】中共の文化省は8日、「未成年者の犯罪や暴力、ポルノ、テロ活動をあおる内容が含まれる」として、日本のアニメ38作品を公表し、配信していたインターネット検索大手、騰訊(テンセント)、百度(バイドゥ)など29社に警告や罰金などの処分を科しました。
文化省が公表したのは、「進撃の巨人」、「DEATH NOTE(デスノート)」、「残響のテロル」、「学園黙示録」など38作品。
これらの作品を配信したとして、愛奇芸(アイチーイー)、搜狐(ソーフー)、優酷(ユーク)、騰訊(テンセント)など29社が警告と罰金を課されたほか、漫画島など動画配信サイト8社が閉鎖されました。
山東省の張さんは、若者と子供たちに人気のアニメを、当局が暴力やポルノをあおるとして禁止するのは、ネット規制の一環であると同時に、外国アニメの排除も目的の一つであると述べます。
山東省 張恩広さん
「アニメやゲームによる青少年への影響を恐れているのでしょう。暴力やポルノが
問題ではなく、この種の規制を通じて、統治のための根拠を探し、体制を存続させるためです」
中共文化省はさらに、今後アニメ市場への監督管理および違反に対する処罰をさらに強化すると宣言しました。違反を繰り返す企業に対しては営業許可を取り消すなどの処罰を与えるとのことです。
陝西テレビ局元記者 馬曉明さん
「当局は自分の安全のため、中共統治者の安全、いわゆる安定のためです。暴力、ポルノや不健康な内容などと言っていますが、これらは規制の核心的内容ではありません」
張さんは、独裁国家は自信がないため、暴力や虚言をもって真相が知れ渡ることを阻止すると指摘します。さらには、小さい時から虚言を注ぎ込み洗脳教育を行い、ネットの封鎖、書き込みの削除などの手段で人々の目と耳を塞ぐといいます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20150609/video/150308.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/李)